Q&A -プレビュー

 Direct3DやOpenGLによるプレビュー表示を行う場合、ビデオカードのドライバのバグや相性などにより、問題が発生するケースが多くあります。以下の内容の他、ホームページのほうにも報告されている問題点を記載していますので、併せてご覧下さい。
 問題を回避するために、ビデオカードやチップのメーカーから出来るだけ最新のドライバを入手して使用することをお奨めします。

Q1.Direct3Dプレビューがまったく使用できない
A1-1.DirectX 5以降がインストールされていない
 MicrosoftのDirectXサイトや雑誌付録CD-ROMなどからDirectX 5以降(推奨DirectX 7.0以降)を入手してインストールして下さい。なお、DirectX 3またはそれ以前のバージョンでは使用できません。
 WindowsNT4.0ではDirectX 5以降に対応していないので、Direct3Dプレビューは使用できません。
A1-2.ディスプレイドライバのバグ
 ビデオカードやチップのメーカーから最新のドライバを入手して下さい。それでもうまくいかない場合は、環境設定で[DirectX 5モードで表示する]、[ハードウェア機能を使わない]を変更してみてください。
A1-3.256色表示である
 256色表示時には使用できません。ハイカラーまたはフルカラー表示で使用して下さい。
A1-4.その他
 原因不明。環境設定で[DirectX 5モードで表示する]、[ハードウェア機能を使わない]を変更してみてください。
Q2.OpenGLプレビューがまったく使用できない
A2-1.OPENGL32.DLLがインストールされていない
 Windows95の初期バージョンでは別途OPENGL32.DLLが必要になります。ftp://ftp.microsoft.com/softlib/mslfiles/opengl95.exeから入手可能です。
A2-2.ディスプレイドライバのバグ
 A1-2に同じく。この場合は必ず報告下さい。
A2-3.256色表示である
 256色表示時には使用できません。ハイカラーまたはフルカラー表示で使用して下さい。
A2-4.その他
 原因不明。
Q3.OpenGL表示時に「SetPixelFormatに失敗」する
A3-1.DLLが常にロードされていない
 環境設定で[DLLを常にロードしておく]をチェックしてからMetasequoiaを再起動すれば大丈夫な場合があります。
A3-2.その他
 原因不明。
Q4.OpenGL表示時にまったくテクスチャが表示されない
A4-1.ビデオメモリが足らない
 ハードウェア機能使用時には、テクスチャ用のメモリに限りがあるため、メモリ不足になると表示されなくなります。
 対策としては
  • テクスチャ用の画像のサイズを小さくする。
  • 画面の解像度や色数を下げる。
  • ビデオメモリが多いビデオカードに買い換える。
  • メニュー[ファイル][環境設定]の[プレビュー]欄で[ハードウェア機能を使用する]のチェックを外す。
などがあります。ただし、表示はされなくてもマッピング画像の設定自体は有効なので、状況によっては気にしなくてもいいかもしれません。
A4-2.ビデオカードがテクスチャに対応していない
 古いビデオカードでは、テクスチャ表示に対応していないものがあります。この場合
  • ビデオカードを買い換える。
  • メニュー[ファイル][環境設定]の[プレビュー]欄で[ハードウェア機能を使用する]のチェックを外す。
などの対策が必要になります。
A4-3.テクスチャ用の画像ファイルが適切なフォルダに置かれていない
 メニュー[ファイル][環境設定]の[マッピング画像フォルダ]で指定されているフォルダに画像ファイルを置く必要があります。
A4-4.[テクスチャ表示]にチェックがされていない
 メニュー[表示][テクスチャ表示]にチェックされていないとテクスチャは表示されません。
A4-5.ディスプレイドライバのバグ
 A1-2に同じく。
A5-6.その他
 原因不明。
Q5.Direct3D表示時にまったくテクスチャが表示されない
A5-1.ビデオメモリが足らない
 A4-1に同じ。
 コマンドパネル上の[表示]グループ内の[D3D]ボタンを右クリックすると空きメモリが表示されるので参考にして下さい。テクスチャ用の画像サイズが256×256の場合、空きビデオメモリが300KB以上必要になります。
A5-2.ビデオカードがテクスチャに対応していない
 A5-2に同じく。
A5-3.テクスチャ用の画像ファイルが適切なフォルダに置かれていない
 A5-3に同じく。
A5-4.[テクスチャ表示]にチェックがされていない
 A5-4に同じく。
A5-5.ディスプレイドライバのバグ
 A1-2に同じく。
A5-6.その他
 原因不明。
Q6.Direct3DやOpenGLプレビューで表示されるテクスチャと表示されないテクスチャがある
A6.ビデオメモリが足らない
 A4-1、A5-1に同じく。
 環境設定の[テクスチャの最大表示解像度]を小さくすれば表示されるようになることもあります。
Q7.Direct3D表示を行っている最中にアプリケーションエラーが発生しやすい
A7-1.ディスプレイドライバのバグ
 A1-2に同じく。
A7-2.環境設定でパラメータを変えてみる
[DirectX 5の機能のみで表示する]や[ハードウェア機能を使用する]を変更すると動作が安定する場合があります。
Q8.材質設定で透明マッピングを設定しても3D画面に反映されない
A8-1.DirectX 7以降でない
 Direct3Dで透明マッピングを表示するには、DirectX 7以降がインストールされており、かつ環境設定で[DirectX 5の機能のみで表示する]のチェックが外されている必要があります。
A8-2.表示設定にチェックがされていない。
 メニュー[表示]の[色・光源を正確に表示]と[テクスチャを表示]にチェックをして下さい。
A8-3.ディスプレイドライバのバグ
 A1-2に同じく。
Q9.半透明表示を行ったとき半透明ポリゴンの向こう側が正しく表示されない
A9.仕様です
 半透明の状態でポリゴンの前後関係を正しく表示するには計算コストがかなり大きくなるため、現行バージョンでは不正確でも高速性を重視して半透明ポリゴンは必ずしも正しく表示されないことがあります。
 どうしても表示を正確に近づけたい場合には、半透明ポリゴンを別のオブジェ区トに分離して、そのオブジェクトをオブジェクトパネルで下の方に持っていけば、比較的良好な結果が得やすくなります。
Q10.材質設定で凸凹マッピングを設定しても3D画面に反映されない
A10.仕様です
 将来的にはサポートされる可能性もありますが、現状ではどの表示モードでも凸凹マッピングは表示されません。
Q11.下絵が表示されない
A11-1.MQR表示である
 現バージョンでは、MQR表示では下絵は表示されません。
A11-2.Direct3Dでハードウェア機能を使っている
 ディスプレイドライバによってはハードウェア機能を使うと下絵が表示されないことがあります。この場合、環境設定でハードウェア機能の設定をを外すか、他の表示モードを使ってください。
A11-3.[下絵]ボタンが押されていない
 各ビューのタイトル部の[下絵]ボタンを押し下げてください。
Q12.プレビューの画像をファイルに保存する方法は?
A12.ない
 機能としては存在しませんので、Windowsの機能である「Print Screen」キーを押して画面全体をキャプチャしてから他の画像編集ソフトへ持っていってください。